治療目標

治療目標はこころの豊かさ

こころの問題?

「最近、気持ちが晴れない」「不安感がおさまらない」「対人関係で悩むことが多い」「つい過食してしまう」「悪いと知りながら子どもにきつく当たってしまう」「生きてくのがつらいと感じる」・・・こんなお悩みは時々、だれでも経験するものでしょう。

ではどうしますか?

ある調査では、こうした時に半数の人は友人や職場の同僚に相談していました。医療の専門家に診てもらう人は10分の1ほどでした。でも、できればメンタルヘルスの専門家に詳しく話を聞いてほしいと思う方も多いと思います。

いまの治療に不満はありませんか?

最近は「心療内科」「メンタルヘルス・クリニック」「精神科」といった診療所は多数あります。でも時に、こうした診療所でのサービスに不満を持たれる方も少なくありません。「診察が15分もない」「ゆっくり話ができない」「悪い状態が続くとすぐ薬が増える」といった不満が多いようです。

こころの診療科きたむら醫院では何ができるの?

当院ではすべての診療を予約制で行います。待ち時間はほとんどありません。
診察は1回60分。週1回が原則です。担当医と担当看護師が面接をさせていただきます。初回から2回ほどでアセスメントを行い、以降の見込みと治療方針をきめます。診断・検査・治療・見通しについては細かく説明し、患者様のご希望を最優先として治療をおこないます。必要に応じて必要最小限の薬物も処方しますが、これも患者様のご希望を優先します。
こころの問題はこれまでの生活史とお人柄(パーソナリティ)の理解なしはおこなわれません。そのためには、まずはゆっくりお話を伺うことからはじめます。さらに国際的に認められているパーソナリティ・テストを実施し、その結果をご説明し、治療に役立てます。
当院の治療は医学的エビデンスと患者様の価値観の両方を尊重した医療といえます。

周囲の人々との関係性に注目します。

当院の治療では、周囲の人々との関係に焦点を当てます。こころの不調は個人内の要因(例えば人柄:パーソナリティ)から起こるだけでなく、周囲の人々との関係の中で起こるものと考えています。配偶者、親、子、友人、同僚・・・など、重要な人々との関係性が治療のポイントになります。当院の治療は、個別の症状に限定せず、こうした人間関係の不具合に焦点を当てています。

ですから、治療者とクライエントの一対一のセッションもありますが、ご希望に応じて、クライエント様と他の重要な方まで含めたセッションを準備します。例えば、ご夫婦に同席していただくセッションを持ちます。ご希望によっては、ご夫妻を別々に担当治療者がついたカウンセリングも行います。両親と赤ちゃんをご一緒に拝見します。ご家族全員の面接も稀ではありません。いずれも、きまったシステムではなく、状況に応じた柔軟な心理療法スタイルを取り、多様な人間関係の問題への対応を可能とします。これらはすべて1回の診察料金に含まれています。

行政サービスとの連携も行います。

こころの不調の回復には、行政サービスとの連携も重要です。市町村役場の保健師などの担当者、子ども家庭センターや児童相談所のスタッフとの連絡・連携も、必要に応じて行っています。これらはすべて1回の診察料金に含まれています。

診療の流れ

診療の流れを分かりやすく動画でまとめました。